流行りのヘアカラーよりも素敵なヘアカラー vol.3

      2016/01/21

同じ色でもその明るさや、濃さによって感じる雰囲気はまったく異なったものになります。ヘアカラーでは様々な色を表現することができるので、その可能性は無限大です。そしてその少しの違いがおしゃれに見えたり、かっこよく見えたり、、、。楽しい領域の知識でもあります。

 

image

 

※前エントリ→“流行りのヘアカラーよりも素敵なヘアカラー vol.2”

 

 

色調

はい!ぼくは元気よくいきますよ!ね、なんだかかた〜い話になりそうな雰囲気がぷんぷんしているので、少し空回り気味のテンションであえて突っ走ろうかなと!ヒートアップ、大切です。

え〜、前エントリで色の三属性(色相、彩度、明度)の話までしたと思うのですが、もう少し掘り下げますよー!

色の鮮やかさを表す”彩度”と、明るさを表す”明度”を合わせて、色調といいます。ちなみにトーンスケールといい先の話でも登場した、美容師さんがヘアカラーカウンセリングの際に持ってくる武器の一つにも使われております。

でっは!なぜ彩度と明度を合わせて考えるのかというと!!!

 

 

 明度差でその色は輝くか?

想像してください(^ o ^)、、、。

彩度の高い(鮮やかな)ピンクの明度を高く(明るく)、すごく高くしてください!!!

pink_bl

はい。とっても鮮やかで明るピンクですね。とてもわかりやすい。

 

では、もう一度、想像してください(~ _~)、、、。

同じく彩度の高い(鮮やかな)ピンクの明度を低く(暗く)、すごく低くしてください!!!!!

pink_bd

ど、どうですか?すごく鮮やかなピンクでも、明るさをすごく下げてしまうと、鮮やかなピンクらしさが解りづらくなってしまいます。

 

例えるならば!!!

明るい部屋で桃を見たら、とても鮮やかなピンク色がわかるかと思いますが、なんかもう電気のついていない真っ暗な部屋でさっきと同じ桃を見ても、全然色なんてわからないですよね。てか、桃がどこにあるかさえ不安ですね。

もも

おいしそう(^ o ^)

 色調はものすごく大事

と、このように”彩度”と”明度”はとても密接な関係を持っております。はい。大丈夫です。不安にならなくて大丈夫です。ちゃんと話は本筋を辿っていて、いつの日か明らかに建設的かつ有益な情報が僕らの前に開示さされることに間違いありませんからね。大丈夫です。

髪色とは全く関係がなさそうな色調の話を何故したかといいますと、要は同じピンク(色相)でも彩度と明度が高かったり低かったりしてトーンスケールが変わると、とたんに別の色になってしまうという事です。同じピンクでも、様々なピンクがある。このように色調の数ほど色相が存在し、その一つが異なる色相環として存在しているわけでございます!!!!!!

pink_line

同じ彩度のピンクの明度実寸

 

ヘアカラーをきめるとき。同じ色(色相)でも、その時の気分や状況やファッションに合わせて、違う色調(トーンスケール)を選ぶ事によって全く違った印象を表現できます。

では、自分に最も似合うヘアカラーをさがすとき。それは色相から、色調、そして、もうひとつ。

ここからがもっとながーーーーーーーーいお話へのスタートです♡

 

 

※次回→”流行りのヘアカラーよりも素敵なヘアカラーvol.4″

 

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