流行りのヘアカラーよりも素敵なヘアカラー vol.1

      2016/01/21

ヘアカラーに限らず、トレンドはいつの時代にも存在し、そのトレンドの中で自分を表現するスタイルも、個性的であると感じます。しかしその個性が自分自身に本当にマッチしているのか?どうしたら自分にマッチしたヘアカラーを見つけられるのか?

今回からは少しマニアックな領域の話にもなるのですが、ヘアカラーに限らず色の組み合わせというものは生活の様々なシーンを印象付ける要素でもあるので、知っていてもおもしろいかと思います。

 

image

 

 

色の考え方

※前エントリもあわせてどうぞ→“流行りのヘアカラーについて真面目に考える vol.2”

 

〜続き〜

お客さん「えっとほら、さっき、とってもさっき言ってたじゃないですか、色相がなんちゃらかんちゃらって。その後はもうなんだか凄く早口で熱っぽく喋ってるから、なんなんだろうこの人って思って見てました。」(事実)

ぼく「、、、。」

このような身を削るようなコミュニケーションの一進一退は、日常のサロンワークを彩る刺激的なスパイスでもあります。

 

前エントリで、”流行りのヘアカラーを追うよりも、季節に合わせたその人自身に似合うヘアカラーを!“と書きましたが、そうすると当然、

「じゃあ、私に似合うヘアカラーって何ですか?」

ってなるわけです。

要素は色々あります。ヘアカラー診断の領域になりますが、個性、雰囲気、肌色、ファッション、そしてヘアスタイル。これらを考慮、観察してぼくはその人に似合うヘアカラーを探します。ちなみにここでは言えないような秘密要素もあり診断材料の一つに加えております。(企業秘密)

しかし、これだけで本当にその人に似合うヘアカラーなんて見つけ出せるのでしょうか?上記にあげた、個性とか雰囲気なんていう要素はどうも感性の領域の気がして(感性は非常に重要ですが)どうも論理的な確証としては少々説得力に欠けるのではないかと感じます。ぼくはプロなので、曖昧な事を言うわけにはならないのです。

そこで、ヘアカラー診断の際にぼくが頼る知識として

  • 色彩学・・・色と色との組み合わせ(配色)。それによって与えられるイメージの変化を利用する。ことヘアカラーの分野でいえば、肌色、瞳の色、ファッション島との配色が重要。
  • パーソナルカラー・・・人が生まれた時からもつ色の属性を、主に4種類にカテゴライズして色相環を操り、自分になじみの良い配色を探す。

この二つがあり、非常に役に立ちます。そしてこの二つの知識の両方に属し、且つ基本的でお客さんにも理解しやすいビジュアルイメージとして色相環(色相)が存在するのです。

 

 

ヘアカラーにおける色相

皆さん、美容室に行くと美容師さんがなんだか凄く大きいバインダーみたいなの持ってきて、開くといろんな色の毛束がバァーってあるの見せられたことありませんか?あれ、カラーチャートっていうんですけど、ヘアカラーのカウンセリング時にお客さんにわかりやすく色を説明したり、希望色聞いたりするために便利なツールなんですが、まあ要はあれが色相環(みたいなもの)です。

 

image

 

そしてここからがものすごい重要なのですが、この色相環の中からその人にフィットしよく馴染む色相を診断し探します。どうやって探すかというと、、、

 

、、、

 

 

次回真相が明らかに!!!

 

 

※続きはこちらです→“流行りのヘアカラーよりも素敵なヘアカラー vol.2”

 

 - カラー, 髪の毛の真実
美容師が提案する、本当に綺麗な髪をつくるためにするべきホームケア

女性の永遠の憧れでもある、”綺麗な髪の毛”。 綺麗な髪づくりは美容室でのお手入れはもちろんですが、ご自宅でのお手入れも非常に重要です。あなたの髪の毛は、毎日あなたが触れるからです。美容師のぼくはあなたの髪の毛に1〜2 …

美容師の” 美 “と、お客様の” 美 “。 vol.2

綺麗になりたい。女性はもちろん、男性の方でも綺麗なヘアスタイルでありたいと思うことは当然です。そして、髪の毛も清潔でありたいと思うはずです。 その気持ちは、美容師のぼくも全く同じです。 その同じ思いの奥に、人それぞれの大事にしたい部分がある …

髪の毛を綺麗にするために、カット。

今回からカットと髪の毛の本質的な関係について、主観的にお伝えしたいと思います。 美容師の腕の見せ所といえば、やはり”カット”とイメージされる方も多いかと思いますが、ぼくもそう思います。研究の限界がないジャンルなので日 …

南青山ヘアーサロン muguet ディレクター
今村 祥平(イマムラ ショウヘイ)

来店前後の"カウンセリング"、髪の毛や頭皮に対する"お悩み、疑問ご相談"が好評です!24時間/365日、お待ちしています!

↓下のボタンからお問い合わせできます。↓

 
contact
 

関連記事

見た目が綺麗なヘアースタイルをカットするために必要なこと vol.2

美容師の今村です。ヘアースタイルとデザインとは切っても切れない関係が存在します。デザインとはただのカタチではなく「何かの意図」が込められたカタチです。ヘアースタイルには「綺麗」という意図を込めたデザインが絶対的に求められていると意識しながら …

ぼくが髪を切るときに考えていること

さ今回からは「カット」の領域の話をしてゆこうと思うのですが、ジャンル的にちょっと硬い感じになってしまうかもしれませんね。先にお詫びしておきます。 美容師という仕事について、かれこれもう12,3年が経ってしまったのですが、髪を切れるようになっ …

流行りのヘアカラーについて真面目に考える vol.2

毎年、更新される”流行りのヘアカラー”。毎年違う色が流行ったりするので、洋服との相性を楽しんだり、新しい自分のイメージが広がったりしてして楽しいですよね。ただ、そのまんま流行りのヘアカラーをあなたのヘアースタイルにか …

シャンプーは何故、人にしてもらうと気持ちいいのか? vol.2

前回の記事では、人にしてもらうシャンプーは、 “人に触れられると、脳内から分泌される “オキシトシン”と呼ばれるホルモンが、幸福感と癒しを与えるから “ と説明させていただきましたが、他にも幾 …

美容師の” 美 “と、お客様の” 美 “。 vol.1

髪の毛を綺麗にしたい! これは美容師であればどんな方でも強く思っているだろうし、お客様は自分の髪の毛を綺麗にしたくて、美容室に来ます。 この ” 綺麗 “ という言葉。 果たして、 ” 髪の毛を綺麗にする …