【本当に綺麗な髪づくり】髪の毛の艶について考える vol.1
2017/04/13
綺麗な髪の女性は、それだけで魅力的ですよね。触りたくなるような艶、風にゆれるサラサラ感。メディアではもちろんのこと、最近は街にもそのような髪をまとった女性が多くなったように感じます。美への意識やセレクトするプロダクツのレベルが年々上がってきたのでしょうか?今回は特に、女性が求める髪質のなかでも関心の高い”艶”について熱く考えて行きます!
出展 : http-::beauty.authors.jp:hair:12458
※前回の記事→“美容師が提案する、本当に綺麗な髪をつくるためにするべきホームケア”
艶とは?
前回もお話しましたが、綺麗な髪は美容室でつくれます。艶やかに見える色相を選んでのヘアカラーをしたり、艶をあたえるトリートメントをしたり、あるいは、ブラシによるブローや、アイロン等を使ってのセットでも艶を綺麗に表現することができます。
艶やかに見える色相のヘアカラー
ちなみに、髪の毛を艶やかに見せたい時にセレクトするべき色相は、ひとりひとりのアンダートーンにもよりますが、ヴァイオレット系が適しています。つまり紫色です。
艶の失われた髪は黄ばんで見えるので、その補色関係にある紫色を用いると効果的に髪の毛の黄ばみをカバーできます。
紫というとすこし抵抗を感じる方もいらっしゃるかと思いますが、サロンワークにおけるカラーリングの施術においてはほぼスタンダードに用いられているといっても過言ではありません。希望色が仮にヴァイオレット系ではなくても、希望色にヴァイオレットを20%〜加えるだけで、その色味の仕上がりにナチュラルな艶感が得られます。
またヴァイオレットは他の暖色系、寒色系のヘアカラーともなじみがよく、ヴァイオレットブラウン(艶やかなブラウン)やヴァイオレットアッシュ(すこし柔らかい雰囲気のアッシュ)、ヴァイオレットグレイ(ダーク系の艶)など表現の幅も広く使われます。
ヴァイオレットアッシュのヘアカラー
トリートメントによる艶
トリートメントに関しては、ここ数年様々な議論がされておりますが、艶のみを求める場合は非常に効果的です。そして、サロンワークで用いられるトリートメントには大きく分けて二種類あり、”外部補修型”と”内部補修型”があります。
トリートメントに関しては別の記事にて更に詳しく説明させていただきますが、”外部補修型”と”内部補修型”ともに艶やかな質感を得られることができます。簡単に説明させていただきますと、両方ともに髪の毛の表面に”皮膜“を形成するからです。そして、この皮膜は髪の毛に視覚的な艶を与える効果があります。ネイルで言うところの、トップコート的役割といえばわかりやすいでしょうか?
※トリートメントの議論については、様々なブログなどで近年論争が絶えず、上で触れた”皮膜“が主にその論点の対象として挙がっています。ぼくもトリートメントを扱う立場として自分の考えを発信し続けたいと思っています。
出典 : biyo-chikara.jp
ブロー、アイロンワークによる艶
ここでのブローとはドライヤーとブラシ、またはドライヤーと手を用いて髪を乾かしながらかたちづくる美容技術のことです。打撃のことではありません(余談)。ちなみに、ぼく個人的にはブローの技術は得意だと思っているのですが(余談2)、正直あまりブローに頼りすぎないカット&スタイリングを心がけています。
ブローは美容師の技術的にも非常に大切で、カットラインを美しく見せ、艶も表現することができますが、ブローの実力があればあるほど様々な難易度の高いスタイリングが可能になってしまい、お客様のデイリーでのスタイリングとの距離ができてしまうのも事実です。
、、、そもそも上の2センテンス自体が余談でしたね笑
ブロー、及びアイロン(コテ)を用いれば、艶のない髪の毛でも艶やかに仕上げることができます。何故かというとぼくは美容のプロだからです(余談3)そして、真面目になんで艶が出るのかというと、髪の毛に熱を与えながら髪の毛の面を整えることにより、剥がれかけたキューティクルや裂けた枝毛、梳かれて行き場を失った短い髪の毛などが、均一に矯正され、さらに髪の毛が束上になりその表面の凸凹も整えられるからです。
、、、非常にわかりづらくてすみません。語彙不足でしたね。ブローでの艶を感じたい方はぜひ今村のブローをおためしください(余談4)笑
美容師三種の神器の一つ”極艶のアレキサンドル”
しかし、本当の艶とは、、、
今回は、サロンワークにて創り出せる艶髪についておおまかにお伝えしてまいりました。が、じつは本当にお伝えしたいことは、この様などのサロンでも当たり前になっている既成事実ではありません。本当に伝えたいこと(艶編)はもう少し続きます。そして、本当に綺麗な髪の毛における”艶”とは何なのか?を是非とも知っていただきたいく思っておりますので、次の記事も長文ですがどうぞ楽しんでいってくださいませ!!!よろしくお願い申し上げます!!!
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今村 祥平(イマムラ ショウヘイ)
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