髪の毛を綺麗にするために、カット。
2017/04/24
今回からカットと髪の毛の本質的な関係について、主観的にお伝えしたいと思います。
美容師の腕の見せ所といえば、やはり”カット”とイメージされる方も多いかと思いますが、ぼくもそう思います。研究の限界がないジャンルなので日々アップデートし続けなければならないと思っています。
髪を切るときに、、、
こんにちわ。muguet今村です。
美容室に行く目的として、”髪を切る”という動機が最も多いかと思いますが、では”どう切る”かを明確にお客様が決めてご来店するかは人それぞれです。
たとえば、「短くしたい!」とか「重くしたい!」「軽くしたい!」などなど”どう”切りたいかはお客様によってもちろん異なります。「伸ばしているけど、毛先だけ切りたい。」や「切りたいけど、迷っている、、」等も非常に多いケースです。
しかし、そのどのケースにも言えることがあります。当然のことなので尤もらしく言うことでもないのですが、
「綺麗にしたい!」
これが、大前提です。しかし、これに一番の神経を注ぎ込むのです。髪を”綺麗にする”ことに。
仕上がりを綺麗に。
美容室に来れば、様々なヘアースタイルに生まれ変わることができます。ボブ、ショート、ウェーブスタイル、
しかしその完成されたスタイルを構成している、一本一本の髪の毛。それらが重なり合った時に、
綺麗
でなくてはならないのです。それは見た目のシルエットバランスはもちろん、一本単位の触り心地、質感にも言えることです。ぼくが定義するこの綺麗とは
“ビジュアルイメージ(見た目)”
と
“質感(手触りなど)”
両方を指します。
髪を汚す手段は選択しない。
その綺麗を創り出すための技術があるかないか、が美容師の力量であると思っています。
ぼくは人を綺麗にする仕事をしています。そして十数年経ちましたが、その間に髪の毛を”汚く”してくれとオーダーされたことは一度もありませんし、したくありません。
ぼくはデザインを提供すると同時に、その”素材”も良質にして提供することに重きを置いています。髪の毛を綺麗にするためにカットしています。
正直な話をしますが、髪を”汚してしまう”カット技法は存在します。そして、その技法の方が「求めるデザイン」を構築しやすかったり、スピーディーに仕上げることができるケースも存在します。
しかし、ぼくはその方法を執りません。最初から”汚れてしまう”技法は選択せずに、デザイニングの手段を選びます。美容師の”美”の字にこだわりをもってカットをしたいからです。
デザインと質感の両立
- デザイン領域
- 質感領域
この両方の領域の”綺麗”を実現させるために、ぼくが日頃から心がけていることを具体的にお伝えしてゆきます。専門的な話になるべく傾きすぎないようにわかりやすく進めてゆければと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
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この記事を書いた人
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南青山ヘアーサロン muguet ディレクター
今村 祥平(イマムラ ショウヘイ)
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