美容師とは(意識と無意識編 ~後編~)
2016/02/18
美容師として日々働いているぼくにとっては当たり前に感じていることが、皆様にとっては新鮮かつ衝撃的であることも存在するかと思います。どんなお仕事にももしかしたら、そんな領域が少なからずあるんでしょうね!はいっ!では!これ!
- 髪を切るひと
- 髪を染めるひと
- パーマかけてくれるひと
- シャンプーしてくれるひと
- 髪の毛を綺麗ににしてくれる
- 髪の毛のセットアップとかもしてくれる
- たまにマッサージもしてくれる
- なんかおしゃべりしてくる
- いらんことまで聞いてくる
- 何考えているかわからない
- なんだかよくわからないけどおしゃれ?
- チャラい
前回の続きの上から10個めのやつをやっていくのですが、いささか少々不安です。ものすごい真実を求めにいらっしゃった方に対して、失礼のないように頑張ります。決して回遊率upとかそんなこと考えて気になるワードを使用した訳ではありません!頑張ります!
※前回のお話も合わせてどうぞ→“美容師とは(意識と無意識編 ~前編~)”
意識してしまっているという事実
さて、前回のお話で「何を考えているかわからないと感じさせてしまうと、リラックスしてもらえない。」というリラックスして欲しいと思っているぼくが紡ぎだした、一つの答え。つまり、「リラックスしてもらえるように、自分の考えをある程度伝えさせていただく。」ということです。「考えています。あなたのこと。」と、、、。
なので、常にお客様のこと、髪の毛のこと、その他様々な大切なことを、考えながら仕事をしています。とくにカット中は頭がフル回転しています。なぜフル回転しているのかというということに関してはまた別の機会に説明させていただきますが、フル回転しすぎて、たまに会話がちぐはぐソックスになってしまったりもします。申し訳ありません。
フル回転とは、つまり考えまくっているという状態です。意識が高感度になっている状態です。
わかりやすいイメージ
お客様の気持ちになって、、、!
上記が今のぼくの現状です。真面目な話になってしまいますが、やはり「とっても満足してもらいたい」という気持ちが強くあり、そして「とっても満足してもらうため」に日々いろんなことを考え考え考え、行動しています。
しかし、これはぼくサイドの領域のおはなしです。
正直ぼくが、どれだけ考えて動いたとしても、それを感じ、判断するのはお客様です。お客様サイドの受け止め方は、もしかしたら千差万別かもしれません。そして、上記のような気持ちを持った美容師さんはこの界隈には当たり前のように多く存在します。正しい気持ちだとは思いますが、当たり前レベルの意識なのです。
無意識への意識
そんなジレンマともいえる、堂々巡りの思考を持て余していた時に出会った二つのバズブログに出会いました。今や美容界を超えて、ITメディア界にも影響を及ぼす、誰もがご存知の “air 木村直人氏”の書いた二記事です。
【サービス】が【サービス】でなくなる瞬間
※出典 : http://poolmagazine.net/113【カットのスピードを速める】のに何が一番大事ですか?
※出典 : http://naotokimura.tokyo/archives/3685
インフルエンサーの方のブログを引用させていただくことは誠に恐縮ではありますが、非常に重要なことをこの二記事から気づかされました。
・・・。
無意識の領域
お客様のことを常に意識して、最大限の喜びを感じて頂くためにぼくは日々頭をフル回転させ、身を粉にし、卵と絡めて高温の油でカラッと揚げる。、、、。 あれこれ考え様々なことに取り組み、時に喜び、時には課題を感じ頭を抱えたりもします。
これ自体は前述したとおり悪いことではなく、むしろ前向きでまっすぐな姿勢であると思っておりますし、実践してはいますが、その先の!なんていうか言葉ではうまく表現することがなんとなく難しいのですが、
意識せずとも自然に感じ取れたり、とか、柔軟性ある物事の見方、や、圧倒的責任下での自信?プライド、、、???
うーーーん。すみません。うまく伝えられていないと思います。申し訳ありません。でも、「環境は言葉を変える」という古からの格言があるように、ぼくもまだ未熟であるということだと思います。変な言葉遊びから紡ぎ出せる語彙力などの話ではなく、ばくは「まだまだやりきれていない。」ということだと思います。
今日の記事の後半をタイピングしている時は、自然と両肩にものすごく不自然な力が入ってしまってたことに今更気づきましたねー。やはりキャパオーバーの領域の話にすこし無理してしまったのかもしれません、、、。
が!これからも、ぼくは頑張り続けます。そして、皆様。いつもありがとうございます。これからもバシバシとご指摘くださいませ笑 ありがとうございました。
自分の無力さを痛感したあの日の様子
※次のエントリ→”美容師とは(人は見た目が九割編)”
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今村 祥平(イマムラ ショウヘイ)
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