カットを失敗しない美容師とは

      2017/03/13

さあ、今回も実に大胆なテーマになってきてしまいましたね。しかしもう後には引き返せません。

あなたの大切な髪の毛。カットする時にはもちろん、「失敗されたくない。」という思いはどなたでも強くあるかと思います。そして、それはぼくも一緒です。

 

「絶対に綺麗にしたい!」

 

それでは、それぞれ具体的に説明してゆきます。そして、あくまでも以下は、ぼく個人的主観にによる論出であると思っていただければ嬉しいです。

※前回の続きです。前回の記事はこちら→“美容室を選ぶときに、失敗したくない方へ”

 

 

カットの値段が安くない人

人によって、高い、安い、の感じ方はそれぞれだとは思いますが、価格があまりにも安い美容室をおすすめすることはできません。何故なら今回のテーマは、”カットがうまい””のみならず、“自分の好みをわかってくれる人”、”自分に似合うヘアースタイルにしてくれる人”を探す、だからです。

言っておきますが、低価格の美容師さんでもカット技術のうまい方はたくさんいらっしゃいます。彼らは低価格の技術を提供する代わりに、多くのお客さんを短時間で仕上げることを要求されています。そのために、繰り返された反復動作によるカットの手さばき等も高速でかつ正確です。

“自分の好みをわかってくれる人”、”自分に似合うヘアースタイルにしてくれる人”はカウンセリングに入念に時間を割きます。お客様の好みや、目的を引き出すことはもちろん、その方の雰囲気や、肌色、ファッション、スタイル、バックグラウンド(仕事や、家庭)などを視野に入れたヘアースタイルの提案もこちら側から行います。その為に費やす時間は決して短くないこともありますので、短時間の施術ではなくじっくりと時間をかけ、最高の結果を求めます。適切な時間をお客様とのコミュニケーション(カウンセリング)に費やす為に、”自分の好み“をわかってもらうことができ、”自分に似合うヘアースタイル“を提案してもらうこともできます。

また、高価格のカット値段を設定している人は、その値段でも切ってもらいたい人がいるという事実があります。そう簡単に予約が取れなかったり、紹介でなければ切ってもらえない美容師さんも存在します。人気だからです。そして、実力があるから人気もあり、値段も高設定なのです。

 

Alfa-Romeo-Gloria

高級そうなアルファロメオ

 

 

あらゆる時間を守れる人

上では、短時間ではなくじっくりと時間をかける人をおすすめしましたが、なにもやみくもに時間をかければ良いというわけではありません。丁寧だからといってカットに2時間も3時間もかけられたらたまったものではありません。2時間も3時間もかければ誰だって綺麗な結果(綺麗なヘアースタイルではなく)を残せます限られた時間の中で、最良のデザインを提供できないと一流の美容師ではない、とぼくは考えています。

“自分の好み”が「短時間で綺麗なヘアースタイルを」と考えているお客様には、当然この時間に対する考え方は必要不可欠です。

さらに、美容室にはありとあらゆる時間による制限があります。薬剤(カラー剤やパーマ剤)放置の限界時間や、シャンプー台等の設備を利用できる可能時間、次のお客様の来店時間までのセット面利用可能時間。そして最も重要なものが、お客様の”アップ時間”、つまり”何時までに終わりたい”というお客様の滞在可能時間です。これを守れないと信用問題につながり、信頼関係を築くことが難しいです。あまりにも無茶なアップ時間の要求以外は、メニューによる適性時間をお伝えし、確実に施術が完了できる予約時間をおすすめします。また、アップ時間がある=次の予定がある、というケースがほとんどなので、その準備の時間(お化粧室に行かれる、メイクを直す等)も考慮し、最低でもアップ時間の10分前の仕上がりを想定し、守ります。

あらゆる想定外のことがおこりうるサロンワークでは、上記を完璧にこなすことは決して簡単ではありませんが、アップ時間の重要性(お客様の望むライフスタイル)を理解し、優先できる環境(予約時間管理等)を作れる美容師が一流であると考えています。

yousuke3.com

秒針の音だけは、どんなにドライヤーがうるさくても、聞こえます(美容師あるある)

 

 

自分のつくったヘアースタイル(作品)をアウトプットしている人

最近では、SNSやメディアサイト等、ヘアカタ雑誌に頼らないヘアースタイルの発信が主流となってきました。一昔前までは、ヘアカタを見てその美容室に髪を切りに行く、というお客様も多かったとは思いますが、最近ではSNSやポータルサイトなどで見かけたヘアースタイルを頼りにその美容室に行くというスタイルも非常に多くなってきたかと思います。

一般に、“ヘアカタに載る=有名美容室”的なイメージが昔から存在し、かくあるぼくも、学生時代はヘアカタを読み漁り、有名美容室の名前を暗記しまくっていた時代もありました(懐かしい)。しかし、ヘアカタに載っているヘアースタイルの創作工程を知ってしまってからは、なんとなく価値というものがどこにあるかを疑問に思いながら仕事をしていました。

話はそれましたが、真実を書きます。美容室でカットがうまいひとでも、素晴らしい作品を創れるとは限りません

何故かというと、ぼくも作品撮りをよく行うので重々承知しているのですが、作品を創る技術とサロンワークにおけるカット&スタイリングの技術は”別物”です。作品撮り、めっちゃ難しいです汗 ヘアースタイルが綺麗に見える角度を探したり、ディテールへのこだわりと、全体のバランスをた捉えるバランス感、質感表現、、、。挙げればきりがありませんが、本当に難しく、その分やりがいもあるジャンルのテクニックです。

なので、まあ逆を返せば、作品等をアップしていなくてもカットのうまい素晴らしい美容師さんは数多く存在します、ということも言えます。しかし!

 

素晴らしい作品を創れる美容師さんは、みなさま、カットの技術が素晴らしいです。

 

何故なら!カットが素晴らしいとは、なにも技術面のことだけではなく、美しいカタチを創れるということだからです。そして、みなさま、概ね自分の色というものをお持ちです。

話が熱くなりすぎて長くなってしまうので、作品撮りの重要性をまとめます。

SNSの普及により、美容師の誰でも作品をアウトプットすることが簡単になりました。簡単なのに、それを行わないということは”美しいカタチ”を創れない、”自分の色”がない、極論をいえば”こだわりがない”のかもしれません。偉そうに言っているぼくですが、ぼくの作品も、まだまだです。しかし、こだわりはものすごくあります!!!

この分野での尊敬を集められる美容師こそ、本物の一流の方々であると思っています。

 

IMG_5951

ものすごく真剣にやらないと、なんにもなりません(`・ω・´)

 

 

 

 自戒としても、、、。

今回も例に漏れず、ヒートアップして長くなってしまいました。本当に申し訳ありません。

今回の記事は客観的にはとうてい書けない内容でしたので、選ばれる立場として主観的、及び自分への戒めとしても、と思いしたためました。

途中からは”一流の美容師とは”的な感じになってしまい、あいかわらずの暴走タイピングを反省する一方です。こんな記事でも、少しでもヘアースタイルに悩む方の為になればと思い、アップします。

 

そしてこの記事を読んで、ぼくのお客様達がどう感じるかが、ものすごくこわいです笑

もっと、もっと、努力します!!!どうもありがとうございました。

 

 

 - 美容師について
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