美容師とは(空気を読む編)
2016/02/11
こちらをまずはご覧ください。
- 髪を切るひと
- 髪を染めるひと
- パーマかけてくれるひと
- シャンプーしてくれるひと
- 髪の毛を綺麗ににしてくれる
- 髪の毛のセットアップとかもしてくれる
- たまにマッサージもしてくれる
- なんかおしゃべりしてくる
- いらんことまで聞いてくる
- 何考えているかわからない
- なんだかよくわからないけどおしゃれ?
- チャラい
出ましたね。例の番号なしリスト。もう見飽きましたが、やると決めたらやるのです。どんなに時間がかかっても、、、!今回は上から9個目の赤いやつやります。
※前回のお話はこちら→“美容師とは(おしゃべり編)”
いらんことまで聞いてくる
みなさまこんばんわ。鳩に囲まれる夢をみました。美容師の今村です。さて、バンバン行きましょう!こんなペースではおわりませんね。早く真面目なお話がしたいので、今回もサックサクでお届けいたします。
はい。もう反省です。え?何がって?これまでに発したぼくの発言や失言に、笑顔で接してくださったお客様には、本当に頭が上がりません。前エントリでも申し上げましたが、ぼくは少し緊張しやすい性格なのですが、その緊張が少しほぐれると、途端に図に乗ってペラペラ喋りだすことが過去を振り返ると少なからずあったように感じます。まぁそれだけなら500歩譲っていいとしても(あんまり良くない)、調子に乗っていらんことまで聞いてしまったような事案も、振り返ればおぞましい過去の遺物として確実に存在することに恐怖を禁じ得ません。これはもう5000歩譲っても良くないですね!
なぜかって?
やはり美容室にくるお客様にはいろいろな方がいらっしゃって、毎回同じ気分でもなくて、お話をしたい方もいれば、そうでなく静かに時を過ごしたい方もいらっしゃいます。サロンでの過ごし方は、お客様それぞれのスタイルがあり、ぼくはそれを汲み取り、お客様にとって気持ちの良い時間を、様々な手段を講じて提供しなくてはならない立場の人物なのです。
なので。
そういった機微を感じ取れる、まさに空気の読める人物でなくてはならないのであります。
空気を読むより大切なこと
、、、ん?
ちょっと待って。空気を読むことがそんなに重要でしょうか?ぼくの友人にも空気など1mmも読まず、魅力的かつ野生的な人物が何名か思い当たります。そもそも空気って読めるのかな?読む、、、。
、、、。
じゃあ過去のぼくは何故いらんことまで聞いてしまったのであろうか?お客様との会話が楽しかったからであろうか?もちろんそうです。接客は自分も楽しまなければと思っています。
、、、では、何故聞いてしまったのか、、、。
ぼくは気付きました。問題なのは「聞いてしまった」ことではなく、その聞いてしまったことが「いらんこと(余計なこと)」だったからではないかと!
つまり例えば「彼氏はいるんですか?」とか「この後どこ行くんですか?」的なチャラい質問。もうこれらなんかは問答無用にアウトですね。余計なこと。ぼくから聞くのはNGだと思います。(聞かれることはOKです。もちろん「彼氏」いません笑)
そんなことよりぼくが聞くべきことは、”髪の毛の悩み”や”自宅でお使いのヘアケア用品”系のことであると思います。ぼくは知りたいのです!お客様が髪の毛に対してどのような考えや好みがあるのかを!そして、その延長線上にある
ライフスタイルやワークスタイルを見据えた提案
を可能にしたいとも思っています。ぼくは知りたいです。お客様のことを。
なので、聞きます。そして、知ります。知って、それを解決します。
空気なんか読んでビクビクするくらいだったら、空気壊してでも知りたい貴重な言葉を聞きにいきます。ただ、、、たまに今でもキテレツでとんちんかんな質問が右脳から発生します。そしてそれが口から飛び出ててしまう寸前で「どのような思考回路をしていたらこんな発想が生まれるのだ?」的な疑問がぼくの左脳をいじめます。その結果最近、左のこめかみに白髪が増えました。
と!いうわけでいつか書きたいですね!「右脳と左脳と白髪とぼく」。テーマは”ストレスと白髪の関係”的な感じで!
本日もながながとお付き合いいただき、誠にありがとうございました。次回は「何考えているかわからない」をおおくりいたします。ふぅ。
※次回はこちらです→“美容師とは(意識と無意識編 ~前編~)”
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南青山ヘアーサロン muguet ディレクター
今村 祥平(イマムラ ショウヘイ)
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