流行りのヘアカラーよりも素敵なヘアカラー vol.2
2016/01/21
ヘアカラーの希望色。馴染む色。馴染まない色。様々な選択肢はありますが、色の選び方に少しの知識とテクニックを用いるだけで、そのどんな色も素敵に輝きだします。
さて、それでは今回は実際に一人一人に合った色相を、色相環から選んでみましょう。
話はまるで荒れ狂った蒸気機関車のように脱線してしまうかもしれませんが、ご了承ください。
※前回のお話はこちら→“流行りのヘアカラーよりも素敵なヘアカラー vol.1”
色の三属性
ここで、先ほどからやたらと出てくる、色相、色相環の言葉の意味についてわかりやすく説明いたします。
- 色相・・・赤や黄色、青などと表現される色の種類のこと。
- 彩度・・・その色の鮮やかさを表現する度合い。簡単に説明すると、彩度が高いと鮮やかな色。低いと濁った色。
- 明度・・・その色の明るさを表現する度合い。簡単に説明すると、明度が高いと明るい色。低いと暗い色。
すみません。色相、色相環の説明をすると言っておきながら、”彩度”、”明度”などまた余計なキーワードを盛り込んでしまいましたね。
順番にわかりやすく説明いたしますね。
色相
色相とは、上記のとおり色の種類。ブルー、イエロー、パープル、レッド。など様々。髪の毛を染める時に希望の色をお聞きしたり、選んだりしますが、その時の決まる色が色相。例えばピンクという希望色であれば、色相はピンクということになります。
ちなみに色相環とは赤→橙→黄→緑→青→藍→紫の七色です。まあ言うなれば虹です。「せい・とう・おう・りょく・せい・らん・し」と覚えると覚えやすいです。
??????
失礼いたしました。
色相とは赤から黄色に至るまでには橙色(オレンジ)を通過します。赤と黄色の中間色が橙色だからです。このように色相とは時計のように丸くリング状につながっています。このリングを色相環といいます。下図を見た事ある方も多いかと思います。
出典 : 色の講義ノート
彩度
簡単に言えば、その色相の「わかりやすさ」ですね。髪の毛の希望色相ピンクでしたら、そのピンクがどれだけはっきりわかりやすく見えるのかを、彩度をコントロールして調整します。例えばよりはっきりピンクとわかりやすくみせたいのであれば、彩度高めのピンク。ピンクはほんのりで微かにわかるくらいで良いのであれば、彩度低めのピンク。ということです。
明度
彩度と密接な関係にあるのですが、その色相の「レベル」ですね。、、、?すみません。わかりづらいですね、、、。その色相の「明るさ」ですね。すごく簡単に説明すると、髪の毛を染める時に「どのくらいの明るさにしますか?」と聞かれたりすると思うのですが、その時の希望の髪の明るさが明度です。髪を明るくしたい時には高明度(高レベル)のカラー剤を選定し、髪を暗くしたい時には低明度(低レベル)のカラー剤を選定します。よく「◯レベルまでなら明るくできる、、。」といったお客様の声を聞いたりしますが、そのことです。職種や職場や、様々なシーンで設定されている髪の毛の上限レベル。不思議ですね。日本ならでは文化かもしれませんね。いやあ不思議です。
ちなみに、上の三つの要素を色の三属性なんて呼んだりするんですが、そんなことは別に覚えなくても大丈夫なのです。
え?
あ、、、。
そうですね、まだまだ全然話が進んでおりませんね。でも、大丈夫です。楽しく読んでみれば、すごくわかりやすかったりするんでっ!
この時点でわかっていること
- 人にはそれぞれ似合う髪色が存在し、それが決して流行りの髪色である必要は無い。
- 自分に似合う髪色を探すには、様々な要素(センスやファッション)もあるが、より説得力のある方法論もある。
- 髪色とは、色相、彩度、明度を選ぶところから始まる。
この時点でまだわかっていないこと
- その似合う髪色をどう探すか。
- その色相やら彩度やらが一体何なのか?
- その他もろもろ。そもそも、よく話が飛んだり順番がごちゃごちゃしてて、このブログについてもう少し真剣に考えたほうがいいと思う。
はい。こうリストに挙げてみるととってもわかりやすくて、これからの課題が明白ですね。わくわくしますね!はて、しかしながら最後の一つはなんですかね?
※次のお話はこちら→“流行りのヘアカラーよりも素敵なヘアカラーvol.3”
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この記事を書いた人
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南青山ヘアーサロン muguet ディレクター
今村 祥平(イマムラ ショウヘイ)
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